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Posted by ミリタリーブログ  at 

2017年05月23日

シナリオトレーニングの実際




セルフディフェンスのためのシューティングドリル

スワットチームや特殊部隊グループその他多くのオペレーターが、作戦でない時や実際の任務でないときに継続的に訓練を続けている。市民シューターはセルフディフェンストレーニングに際しては、これと同様の心づもりをするべきである。ここに3つのスキルセットを紹介する。これは事態に対処するにおいて最も重要となるシューターの対応能力を高めるものである。


”失敗”ドリル (Failure Drill)
これはモザンビークドリルとして知られているものである。”失敗”ドリルはボディーショットが不十分であった時に脅威の前進を止める事を考えてデザインされている。マイク・ロッソーがこのドリルを初めて使ったのはモザンビーク独立戦争の時であった。ブローニングハイパワーで武装したロッソーはAK47を持った攻撃者に出会い、攻撃者のボディーに2発打ち込んだ。攻撃者がなおも前進を続けようとした所に、ロッソーは頭を狙って発射し、攻撃者は動きを止めた。

内容
シルエットターゲットを7ヤード(21フィート)にセットする。ロウ・レディ・ポジションあるいはホルスター・ポジションのどちらからも2発の素早い射撃をターゲットのボディ中心部に加える。そして状況を評価しながら攻撃者がなおも前進していると決断し、頭部に一発、注意深く射撃を加える。次のようなバリエーションを加える事も出来る。横方向の動きを加える、遮蔽物に隠れながら撃つ、地面に伏せて撃つ、など。可能性はイマジネーションによるしかないし、射撃手が撃つべきかどうかは潜在的なものである。


”プレッシャー”ドリル (Pressure Drill)
セルフディフェンスシチュエーションにおいて最も訓練するのが困難なファクターはプレッシャーである。生きるか死ぬかのもがき苦しみの中で人間の心拍数は上がり、呼吸が不規則になる。正常な運動は失われる。これがシューティングドリルを行う間ファイヤーアームインストラクターが運動スキルにストレスをかけ続ける理由である。ハンドガンスキルにおいて反復されるべき必要なものなのである。訓練者は戦闘モードにおける肉体をコントロールして、これらの行動をうまくやりおおせなければならない。レンジにおいてストレスのレベルを上げる1つのやり方は、エクササイズの間中、心拍数上昇させ荒い息をする事である。

内容
シューターはそれぞれのシューティングシナリオをやる前に、腕立て伏せをやったり、スクワットをやったり、反復横とびをやったり、ダッシュ走行を行ったりして心拍数を増加させると共に荒い息をする。ストップウォッチを使って、シューターが攻撃者を倒すまでの時間をパートナーと競わせるのも効果がある。
シューターは道具を使ったエクササイズを選択することもできる。3ステージのシナリオが効果的である。40ヤードごとに離れたセットアップのターゲットを使う。ポジション1から開始する。銃を抜き2発を発射してポジション2にダッシュする。さらにポジション3へ走り、さらに開始位置へ戻ってくる。マガジンチェンジや、遮蔽物からの射撃を行うためのバリアーの設置、あるいはターゲットのナンバーを入れ替えて走るなどのバリエーションを加えることもできる。


”ジャム”ドリル(Malfunction Drill)
エンプティーチャンバーだろうが、ストーブパイプだろうが、ダブルフィードだろうが、危機的な状況におけるハンドガンの不調はちょっとした問題では済まない。生きるか死ぬかの問題である。これがシューターはいつも銃を適切にメンテナンスしておくべきだということの理由であるが、キャリーガンに関しては最も重要である。毎日持ち歩くハンドガンはすべてのタイプの弾薬に対して不調をきたす恐れがある。シューティングセッションが終わるたびに、整備しよく油をひいて点検を行わねばならない。キャリーしているときにメカニズムに不調をきたすような変なものがくっついていないかどうか。マガジンはスプリングの圧力を安定させるため順ぐりに使用するべきだ。というのは、マガジンはセミオートハンドガンの不調の、1番の原因であるからだ。

内容
タップ・アンド・ラック(マガジン底を叩くと共にスライドを一回引く動作)を行う。これはセミオートハンドガンの発射不良の際行われるべきことである。ほとんどの不調はこれで治ってしまう。タップ・アンド・ラックはマガジン底を強く叩く事と、それに引き続いてスライドを強く引く動作から成り立っている。この動作によってハンドガンはレディーコンディションに戻る。マガジンの装着不良およびエジェクト不良から回復するのである。

ダブルフィードの解除。もしタップ&ラックが上手く働かなかった場合、マガジンを捨て、最低2回以上スライドをサイクルさせる。もしこの2つの手順がハンドガンを正常化させない場合、適切なリペアのためには道具が必要となる。

最後のドリルには銃の不調を作り出すパートナーが必要となる。シューターがどのタイプの不調かをわからなくするための手が必要となる。シューターは銃をとり、ターゲットを狙い、トリガーを引く。銃が発射しなかったときにはシューターは状況を点検しなければならない。銃の不調を回復し、ターゲット中心部に2発の弾丸を打ち込んでシナリオを終了しなければならない。装弾不良によるものでなく、マガジン交換によるリロードを行わせる目的で1発しか弾を込めない、などのバリエーションがある。変わらない条件はシューターが銃の状態を知らないと言うことである。



銃の適切で確実な使用のために、限りあるファイヤーアームスキルは継続的に新しくされるべきである。ドリルは筋肉に覚えさせることを助けるが、恒常的に実施されるべきである。さもなくば、それが必要な時にスキルは失われてしまう。(Gun Digest the Magazine 2013年11月18日)





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Posted by WERTY  at 04:20Comments(0)ガンハンドリング