2014年02月15日

キンバーの歴史

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キンバーの歴史

 キンバーの歴史に親しみのない人々、25周年アニバーサリー・モデルが出たので25年間1911を作り続けているんだ、と思っている人々のために。
 いわゆるガバメント・モデル産業は、昨年(訳注:この文章は2007年以前に書かれたものである)のキンバー1911によって核心から引っ掻き回される事になった。価格はたったの625ドルだ。ハイグレードなハンティング・ライフルの名前にも関係のあるキンバーが、どういう経緯で1911ビジネスに関わるようになったか、という事については多少のヒストリー・レッスンが必要だ。
 その歴史は1978年、ハンドツール製造業者として、また多様なディフェンス産業の下請負業者としてNYのヨンカースに設立されたジェリコ・プレシションという会社に始まる。ジェリコという名前は創業者ジェリー・ローマンからきており、後半はリチャード・ブラウン、つまり、”ジェリーとリチャードの会社”の頭文字である。

 ジェリコは2つのモノを必要とした。一つはマーケット、そしてもう一つは1911に精通した誰か。彼らの上げたヘルプの声は、レスリー・エデルマンというビジネスマンに届いた。レスリーはネイション・ワイド・スポーツという銃器およびアクセサリーの大手卸売り会社のオーナーだった。そして1911に少しばかり詳しかったチップ・マコーミック。その当時、エデルマンはキンバー・オブ・アメリカの弱小株主であり、彼の計画は、ジェリコの製造能力を、キンバーの確立された販売ネットワークに結合させる事だった。プロジェクトは1994年の冬に始まり、1995年のショット・ショーでは”キンバー”ピストルのプロトタイプが発表された。そのショーでのサンプルをめぐって論争が渦巻いた。実際にそれは、キャスピアン・アームズによって製作されたものであり、グリップ・パネルの下にはシリアルナンバーと製造者マークが隠されていた。
 そして、1996年の暮れ、エデルマンはジェリコを買収し、名前をキンバー・マニュファクチャリングと改めた。1997年の4月、エデルマンはオレゴンにあったキンバーのライフル製造部門を閉鎖し、オペレーション全体をユンカースに移した。
これが、キンバー1911が生まれたヒストリーである。

 キンバーは常にMIMパーツを使ってきた。最初の銃にはキンバーの所有する鋳型を使ったメイドイン・スペインのパーツが使われた。彼らがヨンカースでMIMの機械を手に入れた時、その鋳型はここに来た。手始めに作られたブッシングさえMIMだった。これが変わったのは6ケ月たって、ステンレスのブッシングが作れる二台の機械が導入されてからである。シリーズⅡのセフティは2001年に紹介された。その他のパーツはその当時から変わっていない。当時MIMであり、今もMIMである。
(訳注:MIMメタルインジェクション製法とは金属粉とバインダを金型に射出した成型体を焼結し金属部品を造る新しい製法。従来では困難なコンパクトで複雑形状部品を、高精度・高密度で量産できる。)

 キンバーに買収された後、ジェリコはなおもウィルソン・コンバットにスライドを作り続けていた。そしてキンバーはその製造を7年続けた。キンバーとウィルソンは1997年に広告戦争をくり広げた。キンバーが615ドルの銃に1500ドルの価値がある、と広告したためだ。ここに1997年のアメリカン・ハンドガンナー誌の誇大広告のアドレスを記す。(訳注:誇大広告の記載はなされていない。)


それまで頼りにしていたパーツ製造業者が販売ルート手に入れて、自前で1911売りだしたら、ガンスミスたちおどろいたろうなあ。













コンバット・シューティング練習用大判マンターゲットあります。よろしければご覧ください



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No.103.004.004







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Posted by WERTY  at 07:00 │Comments(0)カスタム・ガン

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