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女性が護身用に銃を持ち歩くアメリカ。その実状をちょっぴり覗いてみましょう。

ベスト・ガン・フォー・ウーマン

１．銃を身に付けて携行しますか？
　この質問はあなたの銃選びのだいたいのサイズを決定するのに役立ちます。もし、あなたが銃を身に付けて持ち歩こうと考えているなら、最もコンシーラブルな銃は小さくて、コンパクトな、あるいはスナブノーズのモデルとなるでしょう。

２．あなたの身体は銃のコンシールに向いているでしょうか？
　この質問は大変重要です。正直に答えて下さい、バストサイズ32Aの方はグロックをブラ・ホルスターでコンシールするのに向いているとは言えません！体型、サイズ、どんな服を着るか、などの事柄はあなたの銃を選ぶ上で重要なファクターです。もしあなたがすでに特定の方法を決めているのであれば、その特定のホルスターがどんな銃に合うのか知る事が必要です。そうでないと、あなたが身に付けようと考えていたホルスターが銃に合わないのが判ってがっかりする事にもなりかねません。

３．リボルバーかセミ・オートマチックか？
　この質問に答える上で、腕の強さ、指の強さ、弾薬の容量、メカの複雑さなどが考慮されます。あなたはダブル・アクション・リボルバーの引き金を上手く引く事ができますか？あるいはセミ・オートマチック・ピストルのスライドを引く事ができますか？この質問に答える事ができない場合は２つの違いをレビューしてください。

４．どの口径の銃を手に入れるべきか
　セルフ・ディフェンスにとって、最もあなたにベストな口径とは、あなたが撃つ事ができ、その反動を快適にコントロールする事ができる、また脅威をストップするに十分なダメージを与える事ができるもの、という事になります。これは新しいシューターをアシストする上で最もシンプルな考え方です。というのは、弾薬、口径、そして異なる口径と弾薬タイプの違いによる弾道学は学ぶ事が大変多くあるからです。弾薬について学ぶ上であなたを勇気づける事ができます。セルフ・ディフェンスにおける私の意見では、セミ・オートマチックの.380口径あるいはリボルバーの38スペシャルは考慮する上で最も小さいものです。もちろん、どんな口径のどんな銃でも、ないよりマシですが、もしこれらの銃を取り扱う自信がない場合は２２口径を試してみて、そこからより大きな口径の銃を扱うスキルを学んでゆけばよいでしょう。

５．あなたの手にフィットするか？
　あなたの手は銃のグリップを快適かつ完全に包み込むべきです。しっかりと銃を保持してください。自信をもって銃のメカニカルなコントロールを行えるようになって下さい。あなたの指のパッドはキチンと快適に引き金に当たっていますか？そのために腕を伸ばしたり、グリップを握り直したりしなければならないのであれば、その銃はあなたに正しいものとは言えません。

最も重要な事ー出来る限り試す事！
　多くのシューティング・レンジやガン・ショップではレンタルやデモ用の銃を用意してあります。もし可能ならば、たとえ少々の距離をドライブしてでも、あなたの一丁を見つけて下さい。もし、銃を持っている友達がいたら、試しに撃たせてくれるでしょう。異なる口径の、異なるタイプの銃を撃つチャンスを得る事は、あなたにとって良い銃を選ぶ上で、理想的な最終ステップです。これによってあなたは、異なるタイプの銃を撃つ事がどういうものか感じる事ができます。それは、どんな良い機械でもそのバラエティーによって違いがある事に似ています。そして、これらの良い道具を感じるチャンスを得る事は、最もサクセスフルな選択のための条件となります。

　このように、いくつかのベーシック・ガイドラインはあなたのための良い銃を見つけるのに役立ちます。私の希望はあなたのセルフ・プロテクションにおいて信頼できるパートナーを見つける、という課題にあなたが取り組み始める事です。今やあなたは、求めるものについてのアイデアを持っています。そして、どうすればあなたにとっての良い銃を実現するか判りました。そう、あなたにはみなの助けが必要です。しかし、ここに示されている鍵は、彼らの助けを受ける事であって、彼らの意見に乗っかってしまう事ではない、という事です。


サバイバル・ストーリー

ガレージから出て行け！
　２０１４年、ここアリゾナの暑い５月のある日、午後１時４５分頃、私は誰もいない家に着いた。週の買い物を済ませ、食料品などを家に搬入しようとしていた。車のトランクから食料品などを降ろし、キッチンへ運ぼうとしていた。出たり入ったりの二回目、ガレージに入るドアへやってきた。私は一人の男にバッタリ遭遇した。男は３フィート程ガレージの中へ入ってきており、家へ続くドアの方へ向いていた。私は驚いてハッと息をのんだ。彼と私は顔を突き合わせ、彼の
目の色が判る程だった。私は緊急に「ガレージから出て行け！」と叫んだ。私は片手を銃に伸ばした。IWB（ベルトに挟むホルスター）に携行していた銃はしかし、キツいタンクトップを着ていたので取り出せなかった。すると彼は言った。「電話を借りたいだけだよ。」ずんずん私に向かって歩いてくる。私はステップバックしながら左手でシャツをまくり、銃のグリップを握り、抜く事はせずに、しかしその侵入者に示して見せた。そして私は叫んだ「出て行け、今すぐ！」彼は私の手の武器をチラリと見て、ガレージを出て歩いて行った。私はガレージのドアを閉め、携帯電話を手に取った。グランデール警察の非緊急電話にコールするためだ。警官が電話に応えた時、私の声は、膝と同じ位震え始めた。私は警官に何が起こったか正確に話した。彼は私が一人か訊ねた。私はイエスと答えた。２時３５分になれば１６才の息子が学校から帰ってくる、とも。彼は総てのドアや窓に鍵がかかっているか、と訊ねた。彼が戻ってくるのではないか、と考えると恐怖が足元から頭へ上がってきた。私は警官に総てロックされている、と答えた。そして彼は「もし彼が戻ってきたら急いで９１１に連絡してください。」と言った。（私が非緊急用の電話を使ったのは危険が去ったと思ったからだった。）警官は侵入者を発見するため警官を派遣する、と言った。彼はまた、ガレージの中3-4フィートというのは家の中3-4フィートと変わらない、どれほど危険な事か分かります、と言った。私はそこまで考えていなかった。この男が私を傷つけようと、あるいはもっと悪い事を企んでいた確からしさが、私の心に悪く広がっていった。なぜ、彼はドアの方へ動いてきたのか？なぜ、彼は止まらず動き続けたのか？なぜ、電話を借りたいならドアベルを鳴らさなかったのか？そしてなぜ、彼は近所の住宅に足を踏み込んだのか？誇らしい気持ちが湧き上がってきた。私は勇敢に銃を用いる事ができた。私が勇敢だったから彼は私を襲わなかった。簡単にそうできたのに！私が勇敢だったから彼は家に入ってこなかった。銃をうまく使う事ができた！そして、私が勇敢だったから彼は私にそれ以上近づいて来なかった。銃を抜いて彼を撃つ事もなく！
　私は幸運にもサクセスストーリーだった。もしかしたら、これは私にも侵入者にも違う結果を招いていたかもしれない。私にはいつも備えていなさい、と１６の時から教えてくれていた父がいた。そして、常に自己防衛の意識を持ち続け、必要な時いつでも思い起こせるように育ててくれた。（たとえ日中の1時45分に食料品を積み卸ししている時でも！）

私の妹の話
　残念ながらこれはサバイバルの話ではありません。一つの悲劇です。このような事が二度と起きないよう、また”銃自由地域”を”銃により命が救われる地域”へと変化させるため、一緒に活動していただける事を願います。
　私の妹は夫と離婚しました。彼の肉体的虐待および薬物乱用が原因です。彼女は行動制止要請の書類を手にしました。（私達はそれが役に立たないものである事を知っています。）そして、家族の友人（警官）のアドバイスは銃を購入して使い方を覚えろ、というものでした。なぜなら私達の住んでいる州では書類申請なしで銃が持ち歩けるからです。彼女はまた、仕事の行き帰りにガードマンの助けを借りていました。唯一の問題は彼女の勤め先がモールの中のお店であり、オーナーが銃の携行を認めない事でした。彼の残した手紙や電話メッセージを聞かせた後でも、オーナーの態度は変わりませんでした。前夫は一般社会に対しては脅威ではなかったのです。とはいえ、私達は妹が殺人事件の被害者になる危険性を理解していました。妹は実際、銃の携行と自己防衛が認められる仕事を見つけました。彼女はそのチャンスを生かす事ができませんでした。
　彼女の勤めの最後の日、前の夫が歩いて店に入ってきました。ドアを閉め、警察のサイレンが聞こえるまで、店内にいた人々を恐怖で支配しました。店の後ろに従業員がいて９１１をコールしたのです。サイレンが聞こえた時、前夫は銃を抜いて妹を撃ち殺しました。彼は店から走って出て、モールを逃げました。警察が彼に追い付いた時、臆病な事に、彼は銃を自分にも使いました。
　お願いです。私達は”銃自由地域”を取り除かねばなりません。妹は法律を尊守する人間であり、仕事場に銃を持ち込みませんでした。私達が、とにかく銃を携行してくれるように頼んだにもかかわらずです。
　私は毎日どこへでも持っていきます。

心づもりの変化
　銃は私の生活に関係ないものでした。そして犯罪も特に考慮するべきものではありませんでした。私が思い起こせるただ一つの自己防衛は「知らない人に話しかけるな。」でした。はじめてレイプされた時、誰にも言いませんでした。恥ずかしかったからです。非道に対する怒りが私を打ちのめし、私は多くの苦しい経験や心痛に通じる小道を下り続けるのをやめました。
　私は若い女性でした。軍の基地の隣町に住んでいました。私は配属前の兵士と友達になりました。そして、彼のために家でのイベントを計画していたのです。その夜、私達と彼の部隊の若者たちが楽しんでいる時、彼は心理的発作を起こしたのです。彼はシャンペン・グラスを叩き割り、ナイフで私を刺したのです。
　この時点まで何が起こったか覚えています。想いもよらない事がすごく速く起こったので、私は防ぐ事ができませんでした。私は元気を失い、不安と恐れに打ち負かされました。それは私をさらなる否定的な道へと連れて行きました。
　私は夫と巡り会い、すぐに結婚しました。彼が除隊してすぐに彼の故郷へ移り住みました。カリフォルニア州オークランドの南です。それが私達の初めての銃を買った時です。レミントンの８７０エキスプレスです。１０日間待って多くの不賛成な意見を受けました。私は試しに一度それを撃ちました。そのまましまい込んだままです。私は自身の安全について主人に頼っていました。私は独りきりになる事や夜外出する事はできませんでした。激しい恐怖のため心理的に苦しんでいました。
　昨年、補償を受け取り、射撃を学ぼうと決めました。私達はいろいろな銃を買い、主人が基本的な事を教えてくれました。私はついにCCW（拳銃携行許可）を得ました。そして、NRAに入会しました。学んで鍛えれば、自信がつきました。そして不安は消えていったのです。
　私は心づもりを変えました。犠牲者として生きるのをやめ、サバイバーとなったのです。
　私の夢はインストラクターになって女性たちが効果的に自分の身を守れるように指導する事です。もし、私の話が誰か一人でも女性をインスパイアして、彼女が自身の手で自己防衛を考えるようになれば、私がこの話をシェアした意味があります。


若い兵士のレイプ事件も問題ですが、ドラッグと銃がドロドロになると恐ろしいですね。私は日本人でよかった。