2014年11月12日

STI International

STI International


STI international

STI international Inc.はテキサスに本拠地を置く、コンプリートM1911ピストルとそのパーツを製造している会社である。それら銃器は競技や法執行、セルフ・ディフェンスに用いられている。"2011"というモジュラー・フレームの銃で有名である。(なぜそう呼ばれているかというのは、ファイバー・レインフォースト・プラスチックでできたロワー・グリップとトリガー・ガードが、ダスト・カバーとフレーム・レールから成るフレーム上部の金属製部分と別コンポーネントだからである。)STIとストレイヤー・ヴォイト社はモジュラー・フレームのパテントを共用している。

歴史
 1990年に、ガンスミスであり機械工であったヴァージル・トリップは競技用とりわけUSPSA/IPSCのためのカスタム1911を作りはじめた。しばらくしてから、ヴァージルはエレクトリカル・ディスチャージング・マシンニング(EDM)によるハンマーとシアーを含む1911のパーツのデザインをはじめた。ヴァージルの会社はトリップ・リサーチ社と呼ばれており、彼のパーツの多くは、チャンピオン・ピストル・シューターであるチップ・マコーミックの会社であるチップ・マコーミック・コーポレーション(CMCとして知られる)でカタログにのせられ販売されていた。
 1993年になって、サンディ・ストレイヤーというエンジニアでありコンピューター・エイデッド・デザイン(CAD)の天才がトリップ・リサーチ社に加わった。トリップとストレイヤーは、IPSCシューターのためのハイ・キャパシティ1911のフレームをデザインする事で1911マーケットに革命を起こした。パラ・オーディナンスはすでにハイ・キャパシティ1911フレームをマーケットに送り出していたけれど、それは金属製だった。ファイバー・レインフォースト・プラスチックを用いたモジュラー・フレームは、トリガー・ガードとグリップ、インターナル・マガジンウェルから成る。そこには専用のグリップがフレーム上部(ダスト・カバーとフレーム・レールから成る)に取り付けられていた。その結果、モジュラー・フレームの重量は、スチール製フレームの半分以下となった。その上、パラのフレームはレギュラー1911に比べ、手にすると特に大きいと感じられたが、STIはレギュラー1911と変わらなかった。というのは、グリップを外側にネジ留めするのではなく、フレームのプラスチックに型どりで形成してあったからだ。トリップとストレイヤーはモジュラー・フレームのパテント保有者となった。モジュラー・フレームが発表されて間もなく、会社はSTI(ストレイヤー・トリップ・インク)と名前を変えた。そしてストレイヤーは新しい会社における公平な分配を与えた。
 1994年の6月、サンディ・ストレイヤーは新しい会社を起こすためSTIを離れた。新会社はストレイヤー・ヴォイト社と呼ばれ、STIの"セミ・カスタム"モデルに対するコンプリート・カスタム・ピストルを作る事に主眼を置いている。
 1994年の11月、デイブ・スキナーとシャーリー・スキナーという、テスコ社という電機会社のオーナーが、ヴァージル・トリップに従ってSTIの計画に参加した。1997年のはじめ、2人のスキナーはヴァージル・トリップからのSTI買収に成功し、名前をSTIインターナショナル社と改めた。ヴァージルはトリップ・リサーチ社の名前を使って新しい会社をスタートさせようとしていた。トリップ社は多くの銃器や1911モデルのマガジンの様々なフィニッシュ・モデルを生産していた。クリントン政権の時代にハイ・キャパシティ・ブームが巻き起こり、STIは輸出とコンシールド・キャリー市場を発達させる事に焦点を当てて生き残った。2007年のアメリカ第三位のピストル輸出者はSTIである。
 1994年から1990年代後半にかけて、STIは顧客の独自仕様に応えて銃を組み立てるカスタム・ショップを持っていた。
 2005年の1月、デイブ・スキナーはあるSTI職員に会社を売却した。これは銃器産業における初めてのESOP(ストック・オーナーシップ)となった。
2010年にデイブ・スキナーは引退を決意し、適当な後任の調査をはじめた。数ヶ月後、ティム・ディルトン(元、海外への軍事請負人であり、ブラウンネルの警察署長)が選ばれ、社長兼CEOの業務を受諾した。
 2014年2月12日、従業員運営会社であるSTIインターナショナルはティム・ディルトンが社長兼CEOの職を退職したと発表した。2014年1月26日を実効日として、世界中から彼の後任を探すために委員会が組織された。選定期間、地方ビジネスマンであり競技シューター、STI監督議会の副議長であるロバート・プレンが暫定的な形で、空いた椅子を引き受ける。STI経営首脳陣の特別委員会は最上の銃器とパーツを生産し、国内外のマーケットに最上の顧客サービスを提供するべくプレン氏を補佐する。問い合わせはテキサス州ジョージタウンのSTIオフィスのプレン氏になされるべきである。

今日のSTI
今日、STIはそのモジュラー・フレームに基づいた2011ピストルのフル・ラインナップに加えて、スチール製およびアルミニウム・フレームのシングル・スタック1911を生産している。その口径は9mmパラベラム、45ACP、40S&Wそして38スーパーである。STIではさらに、モジュラー・フレーム・キット(これはガンスミスがコンプリート・ガンを組み立てるのに用いられる)や、スライド、バレル、コンペンセイター、トリガー、ハンマー、サムおよびグリップ・セフティ、スライド・ストップ、ファイアリング・ピン、ガイド・ロッド、マガジンウェル、マガジン、スコープ・マウントといった1911ピストルのパーツも生産している。STIのモジュラー・フレームは2011(1911に因んで名付けられた)のブランド・ネームで販売されている。










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Posted by WERTY  at 11:37 │Comments(0)カスタム・ガン

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