2018年09月25日

Guncrafterの歴史

Guncrafterの歴史


Guncrafterの歴史

我々のように、その市民権を多くの権利と前提で保証する憲法を持つ国に住む者にとって、第二の修正案によって断言された自己防衛の貴重で素晴らしい贈り物とは実際何なのか、忘れてしまう事は簡単だ。我々は、我々の自由を縮小する事を誓ったアンチ・ガン派のリーダー達や、特別な考えを持ったグループに狩りの対象とされている。彼らは一般的に言うところの「合理的な」あるいは「常識的な」規定を、オーストラリアやヨーロッパの人々と一緒になって押し付けようというのか?それでは一体、このような厄介な制限はどんな風に見えるだろうか?

私は最近、かつてのIDPAチャンピオンであり、銃デザイナーでもある、Guncrafter Industriesの創設者、アレックス・ツィマーマンと会う事が出来た。ここ最近の政治的風潮に照らして、私は彼自身のヨーロッパにおける銃規制に関する経験こそ、最も啓発的であると考えている。

1962年にデンマークで生まれたツィマーマンは、若くして射撃に恋をした。14才になるまでに、彼はライフル射撃を行っていた。そして18才になってハンドガンを撃つようになった。20代の前半になると彼は、彼の国の規定が如何に理不尽なものであるか、判るようになった。9mmまたは.38/.357口径より大きい弾薬を用いるハンドガンは違法とされていた。国の中で9mmピストルを所持する事を許可される市民の数は450名と規定されていた。それで、リストに名前を連ねて、誰かが死去するか、許可を放棄するか、失うかを待たなければならなかった。それが9mmを手に入れる方法だった。リストの1番上まで移動するのに数年かかるのである。

22口径のリムファイア・ピストルなら所持は少しマシだった。とは言え大変なのだが。22口径ハンドガン所持許可を受けるためには、町で唯一のスポーツである、オリンピック・スタイルのブルズアイ競技の活動中の競技者になる必要があった。射撃は国の許可を得た射撃クラブでのみ許されていた。それ以外は厳重に禁じられていた。銃所持者の競技活動の様子は詳しく観察され、もし彼らが競技をやめたら許可は取り消され、銃をあきらめなくてはならなかった。

こういった供給制限は煩わしいものだったが、ツィマーマンの射撃競技に対する情熱を冷めさせる事は出来なかった。彼は生まれ故郷の町で工学エンジニアリングの学位を取得して、彼自身の銃とガンスミスのビジネスをスタートさせた。彼は大陸をまたいでヨーロッパとアメリカを行ったり来たり、ここ合衆国で開催される射撃競技に参加する巡礼者となった。

彼はジョン・ブローニングの不朽のデザイン、1911に対する深い理解と評価を持つようになった。ブライアン・イーノ、ロブ・レザム、そしてロス・セイフライドといった競技者との関わりの中で、彼は実射と上達について感化されていった。「南アフリカからやってきたわずか数人のガンスミスやシューターと同様、私はデンマークではちゃんとした銃パーツの全てに手が届くワケじゃない。その事が私に全力を尽くすキッカケになった。私のデザイナーとしての、また金属加工の技術の多くを次の事実に捧げる。必要は発明の母。」

後日、リチャード・デイブのセカンドチャンス・ボウリングピン競技へ参加するため、合衆国を訪れていた時、彼はフロントサイト誌の小さな広告を見つけた。ウィルソン・コンバットの求人だった。一本の電話で、彼は面接のためアーカンソー州のベリービルへ来るようビル・ウィルソンから誘いを受ける事となった。「私は仕事を探すのをやめた。」ツィマーマンは続けた。「私はデンマークへ帰って、やり残していた仕事を全部片付け、不動産を全て売却した。4ヶ月後、私はスプリングフィールド空港に到着した。手にはスーツケース、緊張で胃は痛みっぱなしだったよ。」この後ツィマーマンは8年間、ウィルソン・コンバットの調査開発の管理職として働いた。

ツィマーマンは2002年にウィルソン・コンバットに友好的に別れを告げた。長年の夢だった、彼自身のアイデアによる究極のディフェンス・ピストルを開発するためである。つまり、50口径のカートリッジを持つ1911セミオートマチックである。Guncrafter Industriesは明白にこの目的のために設立されたのである。このピストルのアイデアは彼が大学時代に着想したものである。しかしながら、デンマークの口径規制のために、彼は実際には機能する事のないカートリッジとバレルのプロトタイプを作り続けるしか無かったのである。

「私は(例えばデザートイーグルの様な)スーパーマグナムのド派手なピストルを作りたくて始めたんじゃないんだ、ここを理解してもらうのが大事なんだが。むしろ制御し易くて実際の自己防衛に使いやすいピストル、強力なノックダウン・パワーがあってしかもスタンダードな1911と同じサイズ、同じ重量、コンシールド・キャリーにもピッタリなモノを目指しているんだ。」と彼は言う。これが、50口径GIと呼ばれる事になる新しいピストル・カートリッジの誕生へと繋がるのである。このカートリッジは1911フレームと互換性のあるパーツにより、低〜中レベルの圧力で作動するようデザインされていた。このカートリッジは45ACPサイズのリムの上に膨らんだ形で形成され、.500口径の弾丸を受け入れる開口部を設けていた(このサイズはBAFTA書類無しで許可される最大のものである)。この50口径GIカートリッジは、185〜300グレインの弾丸を、5インチバレルで1,200〜700fpsの速度で発射する。
Guncrafterの歴史



次回へ続く。






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Posted by WERTY  at 21:21 │Comments(0)カスタム・ガン

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