2016年02月13日
キンバー K6s リボルバー
キンバー K6s リボルバー
先日お伝えした通り、今年のSHOT Showでキンバーがリボルバーを発表した。気になっていた所、詳細なレポートを発見したのでチェックしてみた。
2016/1/20 by Chris Baker
とっておきの特集へようこそ！ラスベガスのSHOT Show2016からハイライトのインプレッションを直でお伝えします。今年最も興味深かった新製品として注目して欲しいのがキンバー K6s リボルバー。
このキンバーから出たスモールフレームの6発リボルバーは、回転拳銃の専門家グラント・カニンガムの参加によるキンバー・エンジニアリング・チームが総力を挙げたオリジナル・デザインである。これはキンバーにとっては大きな賭けだったし、私は一刻も早くこれが値段に見合うモノかどうか知りたい。
この小さな357マグナム・スナブノーズは6発装填である。私は以前ミッドサイズ・リボルバーのレポートで泣いた事があったが、最近のコンシールド・キャリー向けのリボルバーは大抵5発でライトウェイト・フレームだ。キャリーして良し、撃って良し、大型リボルバーにも負けない装弾数だ。コンシールド可能な6発の38/357セルフ・ディフェンス・リボルバーは発表しにくい状況だ。というのは1995年に生産中止になったコルト・デティクティブ・スペシャルの人気が高いからだ。キンバーの新製品K6sはその真空状態を埋める事を狙ったように見える。
SHOT Showのキンバー・ブースで私は新製品K6sをチェックし、グラント・カニンガムそしてプロジェクト・リーダーの一人ティム・マルバヒルと話す事が出来た。製品のいい仕上がりにグラントは上機嫌に見えた。彼がデザイン・チームにアドバイスする時、信頼性の高さを最重要課題として苦労したという。私もこれ以上無く同意する。キンバーのエンジニア達はそれを成し遂げる事が出来たし、キンバー・ブースで私が手にする事が出来たサンプルは大変印象深いものであった。
K6sのサイズはルガーSP101とほぼ同じで、1発多く収容するためにシリンダーがわずかに幅広くなっている。トリガーはスムーズだ。10ポンドでブレイクし、シャープにリセットする。大まかな感触としては最高のチューンナップを受けたKフレームのS&Wのトリガーに大変近いものがある。
市場に溢れるコンシーラブル・リボルバーと違い、キンバーはK6sに伝統的なフィクスト・サイトを備えなかった。一般的にはフロントには固定されたサイトがあり、リアのトップストラップにはリアサイトとなる狭い溝が切ってある事が多い。K6sはユーザー・チェンジャブル・サイトを採用した。フロントはピン止め、リアサイトはドブテイルで、最近の多くのセミオートと同じだ。私が手にした銃に付いていたのはロー・プロファイルのプレーンな黒いサイトであったが、キンバーのティムはナイト・サイトや視認性の高いアフターマーケットのオプションが多くの企業から、このピストンの出荷までには利用できるようになっているだろう、と約束してくれた。ホルスターやクリムゾン・トレース・レーザー・グリップ、スピード・ローダーなどの他のアクセサリーも利用できるようになるだろう。
OK。あなたがたの多くが考えている事は分かっている。キンバーの1911は信頼性と品質管理の点で、疑問のある評価を受けている。人によっては厳しい意見もあると思う。リボルバーは一般的にその機能を適切に働かせるのに大変精密な機械工作を要求される。キンバーはこの課題をクリアしたのか？私もこの点を心配していたが、プロジェクトへのグラント・カニンガムの参加に勇気づけられた。ラインから送り出されるリボルバー製品全てをグラントが検品するわけではないが、そのデザインは勝利だ。
さて、偏見なく考えるとしよう。K6sは4月あたりに出荷を予定している。私は列の先頭に立ってこの銃を手に入れ、可能な限り撃ち込んでみたい、と考えている。
キンバー K6s テクニカル・スペック
口径 .357マグナム
銃身長 2インチ
重量(非装填時) 1.44ポンド(23オンス)
アクション ダブルアクションオンリー
装弾数 6発
トリガープル重量 9.5～10.5ポンド
希望小売価格 899ドル
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