2015年04月21日
シャロンストーン インタビュー

久々''美人さんいらっしゃい''です。今回はシャロンストーン。時にすばしっこく、時に大袈裟な身振りを加えてゆっくりと、品の良い話し方で彼女は語ってくれました。
シャロンストーン インタビュー
「私は本の虫だった。その知性をセクシーである事に費やしたの」
2014年5月10日
「素肌って綺麗よね。私は神様が洋服業界の関係者だとは思ってないの。」シャロンストーンは相槌を打った。映画での多くのヌードに効果がない、との批評をどう考えるか、彼女が説明している時だった。「私はハリウッドがセックスに取り憑かれているとは考えてないの。みんながセックスに取り憑かれていない様に振舞っているなんて考え、バカバカしいわ。20秒あったら、セックスの事を考える?もし、セックスがなかったら、未来もない。私はそこに、私達がセックスに取り憑かれる理由があると思うの。クリエイティビティなのよ。それが神様が示した道なのよ。」
そもそも、本能的に脚を組んでいないこの女優はセクシーさの権化である。映画「ラブレース (2012公開 )」においてディープスロートスター、リンダラブレースの厳格な母親役ドロシーボアマンを演じるに当たってもそれは真実だ。彼女の新作「フェイディングジゴロ」では彼女がセックスに払った代償を見せてくれる。
「もともと、私がフェイディングジゴロに興味を持ち、セックスに魅せられたキャラクター、ドクターパーカーの役を演じることになったのも、ラブレースからだったのよ。」彼女は言う。「ドクターパーカーは抑圧された人格でね、解き放たれるのよ、彼女の抑圧から。」フェイディングジゴロでは、ストーンは既婚で、欲求不満の皮膚科医ドクターパーカーを演じる。欲求不満で退屈で、彼女はセックスの渇望を満足させるため、ウッディアレン扮する、金欠の書店々主マーレイに彼女の売春のポン引きをやってくれるよう、頼む。彼は友人でデモシカ花屋のフィオラバンテに協力を求める。うまく行きそうにないドンジョアンに取り入るために、フィルムライターでディレクター、ジョントルチュロがそう試みたのである。
仏教への改宗者であるストーンは、男性に罪の意識を持って貰う事が必要だと信じている。「私に言わせれば、恥ずかしさの意識は男性が生み出したものだわ。」彼女は続ける。「それは人の魂を操作することなのよ。」
私がこの女優に会ったのは、彼女がマラケシフィルムフェスティバルでマーチンスコルセスからライフタイムアチーブメント賞を授与された直後だった。賞を手渡す間スコルセスはこの女優についてこう言った。「シャロンストーンは完璧に美しい。彼女は才能に溢れ、大胆不敵だ。チャーミングであり、楽しい。そして完全にワイルドだ。彼女こそ真のスターだ。彼女が部屋に入るとエネルギーが変化するんだ。」
私は最後の部分について証言することができる。スリムな黒いロングドレスを着たストーンが入ってくると、その社交性と歩幅が、部屋の中で分子運動を巻き起こすのである。彼女はまた、スコルセスについて楽しげにこう話す。「マーティが私にまたスゴい役をやらせてくれるよう、祈りましょう。」